「auひかりって評判が悪いから使いたくないんだよね~」
ちょっと待って!それ、一体いつのお話ですか!?
ネットで「auひかり 評判」でググると、悪い話がいくらでも出てくるですって?
その情報、大丈夫ですか?いくらなんでも古いんじゃないですか?
2015年の前半は確かにトラブルも多くて問題になりましたが、時間をかけた企業努力が功を奏して問題点はかなり解消されているんですよ。
2018年現在、auひかりの顧客満足度はフレッツ光を超えてトップクラスなんですよ!
2015年3月1日、auひかりに何があったのか
2015年3月1日、光コラボレーションサービス「ドコモ光」「ソフトバンク光」がスタート。
強力なライバルの出現にあわせて「auひかり」も同日から「ずっとギガ得」という、ネットの月額利用料が1年目は5,100円、2年目は5,000円、3年目以降は4,900円と、長く使うだけお得になるサービスを開始しました。
大手三社の大型サービス開始が重なり、一気に申込みが殺到したために、現場の対応はてんてこ舞い。
人手不足が加速して、契約しても工事がずっと先だったり、対応が悪かったりとトラブル続出。ユーザーの急増で回線が混雑し、通信速度にも悪影響が出る始末。苦情を言おうにも問い合わせようにもサービスセンターやヘルプデスクがいつまでたってもつながらない。混乱が混乱を呼んでパンク状態でした。
これは「auひかり」に限った話じゃございません。業界全体が当時はこの状態、検索範囲をこの頃に限定してググるとよくわかりますが、実は「ドコモ光」も「ソフトバンク光」もこの頃のレビューは皆同様に良くないのです。
あれから1年9ヶ月、今では申し込みも落ち着き、あわせて回線の増設が進んだため、元々サービスの良かったauひかりの評判はV字回復、その信頼を完全に取り戻しているのが現状なのですよ。
現在のauひかりのいいところ
回線速度が速い
2015年の混乱期には「いくらなんでもスピードが遅すぎる」と言われていたauひかりですが、最近では「高画質動画がさくさく見れる」といった喜びの声が明らかに多くなってきています。
フレッツ光より早いという声も増えてきました。
フレッツ光よりもauひかりの方が利用率が少ないので回線がつながりやすいという話もありますが、これは専門家に言わせるとあまりあてにならず、単純な比較は難しいとのこと。
とはいえ、「auひかり」「フレッツ光」共に最大1ギガbpsの高速回線なのでどちらを選んでも速度的には同じなのにもかかわらず、利用環境に大きく左右される実測地を計測すると「auひかり」の方がより早いという結果が多いのが実情です。
また、最大手ゆえにか、高速回線普及の伸びを読みはずし、遅々として進まないNTTの10Gbps(今の10倍の速さ)化を尻目に、auひかりが着々と10Gbps(今の10倍の速さ)化を進めているという噂もあり、高画質動画配信がシェアを伸ばす中、今後の動向は要注目でしょう。
利用料がお得
ネットの話題で昔も今も変わらないauひかりのメリットは月額利用料が安いこと。
一戸建てタイプなら月額5,100円、さらに「ずっとギガ得プラン」で契約すれば三年目以降は4,900円まで下がります。
マンションタイプは基本的に月額4,000円、同一の建物で16回線以上契約があれば3,800円になります。
どちらもフレッツ光などの他社回線と比べると毎月1000円以上安くなりますから超お得ですよね。
auスマホとauひかりのセット割「auスマートバリュー」の家族みんなが安くなる割安感も大きな話題になっていますね。ドコモやソフトバンクのセット割の2倍以上の利用者がいるのもうなづけるというものです。
キャッシュバックがぶっちぎりで高額
ライバル最大手「フレッツ光」のキャッシュバック額はNTTの営業方針の転換で1万円前後まで激減してしまいました。
「ソフトバンク光」や「ドコモ光」といった光コラボもフレッツ光に回線レンタル料を支払うため、キャッシュバックは高額でも2万円程度にとどまっています。
そこへいくと、auひかりのキャッシュバックは3万円~5万円とぶっちぎりの高額です。
ただし、残念な代理店も少なからず存在するため、ネットの書き込みではそちらへの怨嗟の声が目立っているのが現状です。
現在のauひかりの残念なところ
利用可能エリアが狭い
ネットで多いのが「auひかりがエリア外」という書き込みではないでしょうか。
auひかりのマンションタイプは全国対応しているのに、ホームタイプの利用可能エリアは全国の70%。公式にも「大阪府、京都府、和歌山県、奈良県、滋賀県、兵庫県、三重県、愛知県、静岡県、岐阜県、沖縄県を除く」とある通り、関西・東海エリアが特に弱くなっています。
これは、関西電力の光回線eo光、東海電力の提供するコミュファ光(※2008年よりKDDIの子会社)との競合を避けるため。沖縄県では独自の「auひかり ちゅら」というサービスが展開されています。
また、利用可能エリア内でもマンションタイプの場合は利用不可の場合があり、事前の確認が欠かせないのが現状です。
折角安くて速いauひかりが使えると思ったのに~、とこぼしてしまいたくなるのは無理からぬことかと思います。
とはいえ、利用可能エリアは随時拡大しており、いずれ改善されていくデメリットといえるでしょう。
開通までの期間が長め
2015年の混乱期に見られた「工事の遅れ」「工事がこない」というような大きなトラブルはとても少なくなりました。
ただ、フレッツ光の2~3週間程度に較べて、auひかりはマンションタイプで3週間程度、一戸建てタイプでは1~2ヶ月程度とやや長めになっています。ただし、回線が行き渡っていて工事が必要な場合のフレッツとくらべると、KDDIの独自回線を使っているauひかりはやや分が悪いといわざるを得ないでしょう。
引越し等の場合はうまくスケジュールを調整しないと、うっかり「艦これ」や「モンスト」のキャンペーンを逃すことにもなりかねません。そんな時、思わずネットで愚痴をこぼしたくなるのもわかりますよね。
評判の悪い代理店がある
残念ながらauひかりでは評判の良くない代理店が悪目立ちをしていて、auひかり全体の評判を落とす原因になっています。
特に訪問販売や電話営業のしつこく強引なセールスが問題になっており、中にはそんな事実もないのに「建物全体で回線を切り替えたから契約を変更してくれ」等と契約を取り付けるような詐欺まがいの行為まで横行しており、細心の注意が必要です。ありていに申し上げて、トラブルを避けるためには訪問や電話営業でauひかりを申し込むのは避けたほうが良いでしょう。キャッシュバックなどの特典もネット代理店の方が充実しています。
ただし、ネット代理店だから何でもいいというわけでもないのが現状です。
広告の数字ばかり大きくて実際のキャッシュバックは大したことがなかったり、ミスを誘発しやすい複雑な手続きを用意してキャッシュバックを取り消し安いようにしている悪質なキャンペーンもまだまだ少なくありません。
auひかりには優良なキャンペーンを行っている代理店も多いというのに、とても残念なことです。
尚、当サイトでは、独自にネット代理店を調査比較したデータを公開しておりますので、ご自分のニーズにあったネット代理店・キャッシュバックキャンペーンを見つける参考になさってみてください。
まとめ
こうしてみると、auひかりにはまだまだ至らないところがあるのも確かですが、他社に負けないメリットを数多く有しているのがわかります。評判がV字回復するのも納得ですね。
KDDIのビッグローブ買収も決まり、auひかりを取り巻く状況はまだまだ日々変化していくことが予想されます。
何に対しても言えることですが、あまり古い情報を当てにせず、現状をしっかり把握する姿勢が大切でしょう。