こと、auひかりのキャッシュバック限って言えば、ヤマダ電機をはじめとする家電量販店の評判は芳しくありません。
試しに「ヤマダ電機 auひかり」でググってみてください。
なんと7万件近い検索結果が引っかかります。
広告に「ヤマダ電機 auひかり キャッシュバック」とか「ヤマダ電機 auひかり キャンペーン」なんてものまであって、これがヤマダ電機とは全く関係のない代理店サイトに飛ぶのだから大笑いw。よっぽど人気のキーワードなのでしょう。
記事も「ヤマダ電機でauひかりを申し込んではいけない」とか「ヤマダ電機のauひかりキャンペーンの実態」といったものばかり。
でも、止める記事はあっても、ヤマダ電機をはじめとする家電量販店自体がauひかりのキャッシュバックキャンペーンを告知している記事がないので実態が良くわかりません。
何でみんながみんな止めるのでしょうか。何がそんなにいけないんでしょうか。調べてみました。
家電量販店のキャンペーンの実態
最近に限った話ではありませんが、家電量販店でパソコンやエアコンなどの高い買い物をすると、営業スタッフの方が一緒にインターネットに加入すると値引きになりますよ、とか、キャッシュバックがありますよ、等と言ってきます。話を聞いて、それならばとそのまま契約してしまう人は実は意外に多いんです。
実際の話、例えばヤマダ電機だけでも1000店近い大規模店舗で毎日大勢のお客さんにキャンペーンの勧誘をしているわけですから、その数は莫迦になりません。
では、家電量販店のキャンペーンの実態はどうなっているのでしょうか。
こう言う時こそインターネットが物を言うはずと、量販店のキャンペーン告知をネットで探してみたものの、これがほとんどありません。先ほどの、「ヤマダ電機 auひかり」でググった時もヤマダ電機本体のauひかりキャッシュバックキャンペーンの告知ページなんてみあたらなかったでしょう?
家電量販店のキャッシュバックやキャンペーンは店舗ごとに行っているものなので、それぞれを一つ一つインターネットに掲載すると煩雑になってしまうからなのでしょうか。仕方がないので、スタッフに近所の家電量販店を調べてきてもらいました。
ホームタイプ | マンションタイプ | |
ケーズデンキA | 商品値引き10,000円分+指定プロバイダより最大12,000円 | |
ビッグカメラA | プロバイダより最大10,000円 | |
ヨドバシカメラA | ヨドバシクーポン20,000円分+ プロバイダから現金最大20,000円 | ヨドバシクーポン20,000円分+ プロバイダから現金最大15,000円 |
ヨドバシカメラB | ヨドバシクーポン10,000円分+ プロバイダから現金最大25,000円 | ヨドバシクーポン10,000円分+ プロバイダから現金最大17,000円 |
ヤマダ電機A | 指定プロバイダから現金20,000円 | 指定プロバイダから現金10,000円 |
ヤマダ電機B | パソコン値引き25,000円分/家電値引き:20,000円分 | |
ヤマダ電機C | auひかり契約で現金5,000円 |
※全て、auひかり電話加入が必須条件(2016年調査)
確かにネット代理店に比べると少なめですね。
人気のヤマダ電機も、キャンペーン内容こそ店舗ごとに異なっていますが、総じてお得感がありません。以前は何を買っても「フレッツ光」の高額キャッシュバックを進めてきたものですが、今は昔となってしまったようです。
一見お得そうなヨドバシカメラですが、ヨドバシクーポンは図書券同様にお釣りの出ない商品券、しかもヨドバシカメラだけでしか使えません。使用期限も1ヶ月・3ヶ月と短い間に使い切らなければならず、持て余してしまう方も多い様子。同額の現金と較べると正直うれしくありませんね。他所に持って行かれたくない、出来れば持て余したまま使用期限を超過、そのあたりの狙いがあるように思うのは邪推でしょうか。せめて、使用期限のないポイントに還元して欲しいところです。
こうしてみると、家電量販店のキャンペーンは、プロバイダからのキャッシュバックばかりで、店舗独自のキャッシュバックはほとんどやっていないのが分かります。
ヤマダ電機Bの商品値引もCの5,000円キャッシュバックもプロバイダからのキャッシュバックの還元でしょう。
店内ポスターの金額には要注意
今回足を運んだ店舗で、でかでかと最大10万円近い金額を掲げて契約をうながすポスターが、結構な割合で売り場に貼ってありました。
でも、よくよく調べてみるとこれは、どの窓口から申し込んでも適用されるauひかりの公式キャンペーン「auスタートサポート」と「初期工事費割引」で底上げされた数字。なんと、auスマホとのセット割「auスマートバリュー」の割引額まで足してあるお店もありました。
そのお店で貰えるキャッシュバックはそれらを差し引いた値段になりますので十分注意して下さい(※上の表は差引済の一覧になっています)。
他の窓口のキャンペーンとの比較
それでは、家電量販店と他の窓口のキャッシュバック金額を比較してみましょう。
キャッシュバック | |
公式サイト | 0円 |
auショップ | 10,000円程度 |
家電量販店 | 多くて30,000円程度 |
代理店サイト | 30,000円~50,000円程度 |
※店舗や時期により内容が異なる場合があります。
キャッシュバックのないauひかり公式サイトは論外として。
問題のヤマダ電機をはじめとする家電量販店やauショップは、店舗の維持費・人件費に経費がかかる分、思い切ったキャッシュバックができません。
家電量販店の方がキャッシュバック金額が高めなのは、もともとau専門の商売をしているauショップとはちがい、店舗規模の違いはもちろんですが、電気製品の量販のついでだからでしょう。
一方で、代理店サイトが割高なのは、店舗がない分の浮いた予算を代理店サイト独自のキャッシュバックとして還元しているからです。指定プロバイダからのキャッシュバック頼りでは太刀打ちできないのは当然ですね。
まとめ
家電量販店でauひかりを契約してもらえるキャッシュバックはプロバイダからのキャッシュバック頼み、独自のキャッシュバックは弱いようです。
なるほど、世の中には、auひかり契約でもっとキャッシュバックを安心してもらえる代理店サイトという窓口があるのですから、皆が止めるのもうなずけますね。
とはいえ、auひかりの代理店サイトならどこでもいいかというと、実はそうでもありません。
当サイトでは、独自の調査を進め、代表的なauひかりの代理店サイトを比較検討した記事をご用意しておりますので、こちらもあわせてご参照ください。